今週は、「健康科学大学 産前産後ケアセンター ママの里」をご紹介しました。
「健康科学大学 産前産後ケアセンター ママの里」は、
産後間もないお母さんと赤ちゃんが、宿泊しながら母体や心のケア、子育てに関する相談、
授乳や沐浴などの育児のアドバイスやサポートをしてもらえる、
宿泊型の産後ケア施設で、平成28年の1月に、
ここFM-FUJI本社から車で5分くらい、石和温泉駅の近くにオープンしました。
私も先日初めて行き、センター長で助産師さんの榊原まゆみさんにお話を伺ってきました。
外観はブラウンのオシャレな建物で、1階はドアなどの間切りがなく、
開放感あふれる広いスペースがあり、外には温泉街ならでは!足湯があります。
階段も2階も大きな窓から陽射しが降り注いでいて、とても明るい印象でした。
産前産後ケアセンターの事業は、大きく分けて3つあるのですが、
産後のお母さんだけが対象の施設ではありません。
妊娠中のお母さん、その旦那さん、妊娠前のご夫婦、
さらにお孫さんがいるおじいちゃん、おばあちゃんも利用できるんです。
そして、産後のお母さんといっても、体や心が疲れてしまっている、
不安だ、と感じている方だけでなくて、元気な方でもより楽しい育児をするために、
宿泊することも可能なんです。
まず一つ目は、産後4ヶ月までのお母さんと赤ちゃんが
宿泊しながら24時間受けられる事業。
基本3泊4日で、私が驚いたのはその内容。
完全に一人一人、オーダーメイドのプログラムなんです。
どういうことがというと、まず、初めに助産師さんなどスタッフが
丁寧にお母さんのお話を聞く。
その中で、そのお母さんが何を求めているのかを見極めて、
その人にあったアドバイスやケアをしていくんです。
例えば、睡眠不足で疲れ切ってしまっているお母さんには、
1日目の夜は赤ちゃんを預かり、しっかり睡眠を取ってもらう。
次の日は寝かせるときのポイントや授乳のタイミングなどのアドバイスをもらって、
母子同室で寝てみる。
うまくできたら最後の日も一緒に寝てもいいし,
最後の日だからもう一度ゆっくり寝たければ、預かる。
といったように、そのときのお母さんの体や心の状態に
あったケアを、寄り添いながらしてくれるんです。
このときの声のかけ方も、「こうしなきゃダメよ」ではなくて、
「今までのやり方でも大丈夫。でも、もう少しこうしてみるといいですよ」と肯定的。
里帰り出産で、自分の母親にサポートしてもらう方も多いと思うんですが、
親子だからこそ遠慮なく色々言われてしまったり、自分の子育ての時はこうだった、
昔はこうだったのよ!と押し付けたアドバイスをされたり、というお母さんもいるようで…
自信を失ってしまいここに来る方もいるそうです。
体のマッサージをしてもらえたり、美味しい食事も食べられたり(近くの温泉旅館の食事!)
石和温泉のお湯をひいたお風呂は、1人ずつお湯を入れ替えいつも清潔。
宿泊したお母さんたちは、明るい表情になり帰っていくそうです。
ママ友ができることも大きいようで。
お部屋は和室と洋室どちらもあり、上のお子さんと一緒に泊まれるお部屋もあります。
ちなみに、宿泊できない方向けの日帰り型のケアもあります。
二つ目は、24時間対応してくれる電話相談です。
妊娠中の不安や心配、体調や育児の悩みなど、助産師さんが電話で丁寧に対応してくれます。
誰かに話したくても話せない…こんなこと相談していいのかな?と悩んでしまっているお母さんにとって、
24時間、いつでも話を聞いてもらえる、
相談できるというのは気持ちの上でも大きなサポートになると思います。
この電話相談は、お母さんだけでなく、旦那さんやおじいちゃんおばあちゃんも利用できます。
三つ目は、健康教室です。
月齢の近いお友達と一緒に楽しめる、生後一か月から受けられる
ベビーマッサージやマタニティクラスでは授乳の準備や冷えを解消するための教室や腰痛改善教室、
パパママクラス、孫育て講座。
授乳教室では、病院や市町村のクラスなどではやっていない、
ちょっとしたコツなどを教えてくれるそうです。
さらに、夫婦力アップ講座は、
子供が生まれるとお互いどんな生活になるのかを言葉にしてシミュレーションし、
そのために今どんな準備が必要なのか、など夫婦で考える人気の講座だそうです。
乳腺炎などの母乳のトラブルについても土日含め、個別でケアしてくれます。
産後、市町村でも検診などでフォローはしてくれます。
でも宿泊でケアしてくれる市町村はありませんよね。
産前産後ケアセンターは山梨県内全27市町村の産後ケア事業を引き受けていて、
こういった体制は、全国でも初めてのことのようです。
県の事業を委託されて運営しているので、山梨県民であれば、宿泊に補助金が出ます。
補助が出た場合、宿泊料金は1泊2食付きで6,100円。3泊だと18,300円。
(昼食は別途1,000円)出産や子育てはお金がかかりますし、
特に産後は働くことができないので、このお金がもったいない、
旦那さんに言い出せないと悩むお母さんも多いはず。
さらに…
実は私もそうだったのですが、
母親なんだから眠くても疲れても赤ちゃんのお世話は自分が頑張らねばいけない、
人に頼ってはいけない!と思ってしまいがち。
でも、こういった施設を利用することで、心にも体にも余裕が出来て、自信が持てて、
それが笑顔につながり、子育てにもいい影響がでるんじゃないかなって思います。
息子の時に利用してみたかったなーと。
市町村の窓口に申請書を提出し、利用できることになったら
(補助金が出ることが確定したら)センターに予約をします。
出産してから申請書を提出し、利用することも可能ですが、
産後はバタバタするので、妊娠中に申請をしておくと、スムーズな手続きになると思います。
産後のお母さんだけが知っていればいい施設ではありません。
旦那さんやおじいちゃんおばあちゃんも利用できますし、
ちょっと疲れていそうなお母さんに「ここ利用してみたら?」と言ってあげることも
お母さんの救いになると思います。利用した人の声を読んでいると、
皆さん、心も体も軽くなって帰っているようですよ!
見学も受け付けているそうですので、
ぜひ、センターに問い合わせしてみて下さいね。
詳しくは、HPをご覧いただくか、TEL055-268-3575
健康科学大学 産前産後ケアセンター ママの里 まで。
きょうのそのみん&ケイティ、わが家のシャインマスカットを食べながら!
ん?ケイティを食べようとしてる??(笑)
私のピンチヒッターは来週でラストです!
どうなっちゃうのかな…私…
浅利そのみ
Blog⇒http://ameblo.jp/asari-sonomi/