森雄一が伝授!!鉄ちゃん道!!電車の旅はいかが?
満を持してついに登場です
大好きな鉄道の面白さを、いろんな角度から紹介してく新コーナー。
鉄ちゃん道 どう?
乗り鉄、撮り鉄、音鉄、さまざまあれど・・・
それぞれの楽しさを、身近な路線から紹介してまいります。
それでは・・・電車がまいりま~す。お下がりくださ~い。
今週は、JR武蔵五日市線
JR五日市線は、東京・昭島市の拝島駅から、あきる野市の武蔵五日市駅までの区間。
甲府を起点にすると、中央線で立川駅へ行き、青梅線で拝島駅へ、
そして五日市線に乗り換えて終点の武蔵五日市駅まで、所要時間は2時間ほどです。
立川から拝島までは複線となりますが、そこから先は単線、
東京でも体験できる単線の旅はいかがでしょう?。
車両は中央線と同じ、E233系、オレンジの車体です。
おすすめは何といっても先頭車両!
運転士さんと同じ視点で見る鉄道の旅は、どんな路線でもロマンを感じさせてくれます。
単線の終着駅というと、とても小さい駅を想像しがちですが、
武蔵五日市駅の駅舎はなかなかの規模です。
ところが駅を出ると、静かな街並に少しホッとします。
乗り降りするのに自分でボタンを押してドアの開閉をする楽しみもあるので、
駅が近づいたらさっそうとドアの前でスタンバイしましょう。
次は終点~♪武蔵五日市~♪武蔵五日市~♪
武蔵五日市駅の駅舎、レンガがレトロ~。
駅舎の中には観光案内所があります。
今回は撮り鉄。
廃線となっている五日市線の支線を対象に、
パシャパシャとシャッターを切ってきました。
その昔、武蔵五日市駅から2駅先に武蔵岩井という駅がありました。
たった2.7キロという短い路線でしたが、セメントを掘っては運び、掘っては運びと、
その運搬手段として活躍したのが、五日市線の支線。
そのおかげで武蔵五日市と武蔵岩井の間はとても賑わっていたそうです。
その間にある大久野駅周辺は、かつて大久野銀座と呼ばれ、
宿泊施設を始め、労働者と彼らを支える店が軒を連ねていた・・・
そんな懐かしい話しを聞かせてくれたのが、大久野で中華料理店を営む「松華」のマスター。
この中華料理店はかつて線路が通っていた場所です。
武蔵五日市駅周辺はあきる野市ですが、
支線の1つ目の駅である大久野は日の出町。
日の出町の特産はトマトで、松華では、トマトを使ったオリジナルメニューを提供しています。
「(五日市線)小学生の頃、よく乗ったよ。でも、よく覚えてないな」と
おっしゃっていたマスターが作る、日の出町特産のトマトを使った料理は絶品
このお店から50メートルほど北に行くと、「語らいとふれあい広場」という公園があり、
ここがかつての大久野駅で、そこからさらに進むと武蔵岩井駅があったわけですが、
その途中でも面白いものを発見しました。線路内に入り込めないように区切っている柵。
所々に残っているので、線路がどこを走っていたのかが一目瞭然なんです。
かつての線路沿いに建っているお宅の庭で作業をしているおばあさんにお話を伺ってみると、
この近くに踏切があって、そこには踏み切り番が住み込みで働いていたそうです。
その踏切があったエリアには、落石防止用の柵が
線路と枕木を上手に組み合わせて作られていて、
当時のエコとでもいうのでしょうか。
廃品を利用しているのを見つけたのも収穫です
この旅の最終目的地である、武蔵岩井駅はすぐ目の前。
な、なんと
奇跡的に駅舎が残っていたんです。
かつて、セメントを積み込んでいたという駅、
今は、太平洋マテリアルという会社が、駐輪場として活用していました。
駅舎横の道は廃線になった線路と重なります。
貨物輸送用の貨車を使って、周辺住民の足にと、
たった一両の車両だったそうですが、朝と夕方の時間に走らせるという、
のどかな雰囲気が伝わってきました。
さらに利用したという方の話も聞いてみると、
40年くらい前をいろいろ想像することができました。
OA曲:Heartbreak Station/Cinderella
今回、廃線めぐりの旅をサポートしてくれたのは、レンタサイクル。
先週に引き続き、今週もお世話になってしまいました()
武蔵五日市駅前にある「グリーンチャージ」というお店でお借りしました。
http://green-charge.net/
坂が多くアップダウンが激しいこのエリアでは電動アシスト自転車が必須
半日の利用で、保証金込みで2500円で利用できます。
これからは新緑の季節。いつもは車でドライブという方も、
たまには電車でゆったり移動して、
最寄り駅からさらに足を伸ばすために、レンタサイクルを使うというのもオススメですよ。
さぁ!あなたも、鉄ちゃん道・・・どう?