室内だからこそ出来るユニークな星見
今日は室内で星見を楽しむ、あるイベントをご紹介します。
東京・銀座にあるソニービルの8階のホールでは、
サウンドプラネタリウムが展開されています。
音楽とプラネタリウムを結びつける、その名前の通り、
満天の星空を投影して、その中で高音質の音楽を聞くというのが、
このイベントの楽しみ方です。
CDを超える高音質音源、ハイレゾリューション・オーディオ音源を、
ソニー製の最上位機種のスピーカーで聞こうというもので、
美しい星空を再現しているのは、
プラネタリウムクリエーター大平貴之さんが手がけたメガスターです。
会場であるコミュニケーションゾーン、オーパスに入ると、
薄暗い中に、通常、置かれているであろうベンチが見えましたが、
前方には10個ほどのクッションが横並びで置かれていました。
そのクッションがやけに縦に長いんですが、
これは寝転がることができるような配慮で、最前列に陣取って寝転がりました。
この空間は横に広く、天井は低いです。
目をつむれば、自宅ではなかなか聞けない豊かな音響に酔いしれ、
目を開ければ満天の星空。この空間の楽しみ方はいろいろあるようです。
時間が進むにつれ、私の横からは寝息が聞こえてきました。
何と、横の女性は気持ちよく寝入ってしまったようです。
目を開ければ、迫り来る月、あちこちで見える流れ星、
さらにはオーロラまで、視覚と聴覚を刺激され、
独特の癒される空間が出来上がりました。
ポイントは、音楽と星空のコラボレーション。
真っ暗闇で高音質の音楽を聞いても、何か足りないし、
満天の星空だけでもちょっと物足りない。
この空間は、そういう気持ちにさせてくれます。
来週からは楽曲が変わって、ゴスペラーズやマイケル・ジャクソンが聞けるようです。
12月15日(日)まで開催されている「サウンド・プラネタリウム」。
15分間の癒しの時間は無料で楽しむことができます。
ハイレゾ音源の楽曲は、ソニーのウォークマン公式ミュージックストアで、
600タイトル以上が配信されています。
年末、ちょっと仕事や勉強でお疲れの方は、
気分転換に出かけてみてはいかがですか?
OA曲:やさしい気持ち special kiss ver. / chara
<一週間の星の見どころ>
明日はアイソン彗星が最も太陽に近づく日。
いよいよ来週からアイソン彗星の見頃となってきます。
早起きの練習はしてますか?
今夜といっても日付が変わって深夜ですが、
火星と細くなった月が接近します。
夜明け前の水の惑星、水星と土星も近いです。
他にも金星も木星も見えています。
惑星たちの宇宙遊泳を楽しみながら、
オリオン座やおうし座といった見つけやすい冬の星座も是非、追いかけて下さい。
明日29日の午前5時台には宇宙ステーションが見えるようですし、
アイソン彗星の撮影に成功した若田宇宙飛行士へエールを送るのもいいですね。