わびさびわさび
今夜の1行歌いますを作りながら
わびさびについて考えていた。
日本独特の言い回しなのだろうか。
侘しさ、寂しさ。
言葉で説明がうまくできない、
来ないとわかっている大切な人を待っている時のような
背中が一回り小さく見える感覚
パッとイメージすると、こんな感じだった。
その美しさ。
演歌には「酒」という言葉がよく出てくるように思うが、
ウィスキーでもサワーでもカクテルでもなく
酒、と言われると日本酒が浮かぶのはなぜだろう。
これまた、寂しい背中が浮かんでくるのだ。
木でできたカウンターに座って
窓の外を見ながら飲む酒。
外は冬景色。
わびさびを感じる。(なんか馬鹿みたいな文章になってきた)
私は袋麺のラーメンを作る時にわびさびを感じる。
ポツポツと鍋の中、泡が浮き出て
湯気が私のメガネを曇らせる。
生きるとは食べることなのだ。とぼんやり思う。
曇ったメガネが晴れる時、
こうやって世界が見えたらいい。と思う。
いつだって晴れる時が1番いい。
それには一度曇らないといけない。
だって曇っていなきゃ、晴れたことすら気がつかないかもしれないから。
そんなことを考えながら
卵ふたつ。麺をゆでゆで。
これが私のわびさびだ。
(ちゃりめら!!!)