壊れること
お風呂が壊れた。
お湯が出なくなった。
おいだきもできない。
そのちょっと前にはシャワーも壊れた。
ホースが千切れかけてしまったのだ。
ホースを直してすぐお風呂が壊れて、
同じ頃、私の顎も壊れた。
ん
というのも、
顎関節症になってしまったのだ。
最初に異変を感じたのは
物を食べてる時に右上の歯に激痛が走ったこと。
もう顔全体が痛いくらいの激痛で
こりゃまずいと歯医者さんに駆け込んだ。
とりあえず、そちらの歯に負担をかけないように食べてください。
と言われたので反対側で噛んだ。
片方しか使えないのがこんなに辛いだなんて…
今まですごい快適だったのだ、と初めて気づいた。
そして反対側で噛めば噛むほど
反対側に疲れが溜まる。
ある日、顎が筋肉痛みたいになったのだ。
最初はイテテ…だったが次第に顎が開かなくなった。
これはまずい。
レコーディングがあと3日後にある。
爆速でマウスピースを作って
なんとかレコーディングを完走した。
(どうやら、歯痛も顎関節症から来ていたみたい。)
本当に、久しぶりにいろいろなものが壊れた。
こういう時はぼんやり思う。
今の私が限界なのかも、と。
次の私にならなきゃいけない。
今の私はここまで。
今の私を壊して、破っていかなきゃいけない。
なんとなくそう言われた気がしたのだ。
そして今変わろうとモゴモゴしている。
シャワーやお風呂が壊れるのは嫌だったけど
壊れないとなかなか新しいものに変えようとは思わない。
新しくなる発見とかキッカケとか
そういうのって、なんだかんだありがたいのかもしれない。
(レコーディングとっても良いうたとれました)!