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2019年5月 9日 (木)

感謝の言葉

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人に感謝の気持を伝える簡単な方法は、昔も今も変わらない。

「ありがとう」という言葉を使用することだ。

 

新元号「令和」となり、平成終了間際には様々な紙面、ネットでも「ありがとう平成」という言葉が並んだ。この時期にネットがパンクする恐れなど、日本だけであったと想像するが、それだけ多くの人が感謝の気持ちを、当てもなくつぶやいたり、語り掛けた結果であろう。

 

便利な言葉であると同時に、使用することを忘れがちではないだろうか。

先日、大型連休中にとある番組で共演した、お子さんがいらっしゃる主婦3人。それぞれ、仕事や家族の予定をキャンセルしてまで出演してくださったことに申し訳ない気持ちになり、「すいません」と口にしてしまった。

それを聞いた一人が、「いえいえ、こちらに出たくて来てるんです。」と。「私も」、「私も」と、実は3人とも予定を変えてまで出演してくださったことが分かり、さらに恐縮してしまった。3回もすいませんと言われて複雑な気持ちになったのだろう。3人のうち一人が意外な言葉を口にした。その言葉は、私に大きな気づきを与えてくれた。

「そんな時は、ありがとう、でいいんじゃないですか。」

 

残りの二人も、「そう・・・・だね。」、「うん、そうそう。」

ハッとした。まさに魔法の言葉である。すぐさま、「では・・・ありがとうございます。」いざ、口にしてみるととても気持ちが楽になった。それにどうだろう。目の前の3人が笑顔になったじゃないか。気づけば自分も笑っている。

そうか、感謝の気持を伝えるのは、笑顔を作ることでもあるんだ。

 

きっとこの世界の共通言語は、

英語じゃなくて、笑顔だと思う

 

シンガーソングライター高橋優のヒット曲「福笑い」のサビの一節だ。

ここまで読んで、きっとあなたも笑みをこぼしていることだろう。それは、「ありがとう」という言葉が持つ力に共感しているということ。

文字にするよりも口にしたほうがいい。試しに、誰かにメールなり、SNSで「ありがとう」と送ってみてごらん。

じゃあ今度は電話か、面と向かって口にしてみよう。相手の声、表情はどうだろうか。

文字の羅列よりも、ずっといいに決まってる。