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2019年5月 2日 (木)

流(れ)星

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「流れ星、見たよ。」

「流星、見たよ。」

同じことを言っているのに受け取る側の印象は少し変わるかもしれない。「流星」と言ったほうが大人っぽいだろうか。私が初めて流れ星を見たのは高校生の時。忘れもしない。部活で帰りが遅くなり、JR三鷹駅の改札を出て、階段を駆け下り、駅舎を出たその時である。

―――――――スーッ―――――――

本当に音がしたと思うくらい、ドラマティックに目の前を横切った感じだった。顔をあげたその瞬間に目撃するとはなんという偶然。中学生の時に見た天の川、社会人になって見たふたご座流星群、忘れられない天文現象はたくさんあるが、流れ星は、郊外でちょっとがんばればいつでも見られるものでもある。

 

つい先日、FM FUJI、Yes Morningの宇宙コーナー「宙のもりもり」で取り上げた「流星コーリング」という書籍。タイトルを知って、即、取材依頼をした。「流星」という言葉には力がある。おそらく「流れ星」よりもだ(笑)。

8年前の仮面ライダーは初の高校生ライダーとして話題になった仮面ライダーフォーゼだった。宇宙がテーマになっていたので夢中になって毎週見たものだが、もうひとり仮面ライダーメテオ(メテオは流星の意味)が登場した。吉沢亮さんが演じ、役名は朔田「流星」だった。その朔田の友人として登場した井石二郎を演じていたのが横浜「流星」さん。もう「流星」だらけでわけわかんない。

 

流星が入ったことわざで、「流星光底長蛇を逸す」という言葉がある。川中島の合戦をうたった詩にあるそうだ。武田信玄、山梨、FM FUJI、森雄一、うんうん、なんかつながってる(無理やりだが)。

4月下旬に東京都一般吹奏楽連盟主催の合同演奏会があり司会を担当した。8つのバンドのトリを飾ったのが東京隆生吹奏楽団。おっと、ここにも「隆生(りゅうせい)」が。今見ているテレビアニメ「この音とまれ」には「龍星群」という曲も出てきた。ちょっと「りゅうせい」多すぎだろ。

 

星が流れる間、願い事を3回唱えるとそれが叶うと言われるが、どうやったって言えるわけがない。欲深くならなくていい。見つけるだけでもいいではないか。そのためにも、たまには上を見上げてみようということだ。星だって、きっとあなたに見つけてほしいはずなんだ。