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2018年2月 8日 (木)

映画「星めぐりの町」

本日、「宙のもりもり」のコーナーでは、日本映画を紹介いたしました。

小林稔侍さん主演、黒土三男監督の「星めぐりの町」。

 

Photo

愛知県豊田市で製作された、いわばご当地ムービーとなりますが、

これは東日本大震災で被災した男の子がキーマンとなって展開されます。

 まず、私がこの映画に興味を持ったのはタイトル。

星めぐりの町。ということは、星が綺麗に見えるシーンが出てくるのかなとか、

勇作と政美、2人で星を見上げて、友情や愛情が芽生えるのかなと想像したのですが、

実際はそうではなかったようです。

唯一、一つのシーンで星空が見えるところがあります。

これは政美が星空を見上げて家族を思うシーンです。

映画が終盤になって、ふと、

これは、こういう意味でこのタイトルになったのかなと思うようになりましたが、

これは、ご覧になる方、それぞれが考えてくださればいいでしょう。

 そのヒントとなる一つが、黒土監督は宮沢賢治が好きだということが挙げられます。

映画のチラシを見ると、「雨にも負けず、風にも負けず、今日を生きる」とあります。

そう、あの有名な詩「雨ニモマケズ」。

そして、タイトルである「星めぐりの町」から想像する宮沢賢治とは、

賢治が作詞作曲した「星めぐりの歌」。

その宮沢賢治が岩手の人であるということ、

そして、被災地で生き残った少年・政美の存在。

あと、勇作が、「鳴かぬなら、鳴くまで待とうホトトギス」と言ったのに対し、娘の志保は、

「鳴かぬなら、鳴かせてみようホトトギス」と言うシーンもあります。

この何気ない会話も、映画のタイトルに通じるものだと感じました。

私は「星めぐりの町」の公開初日、舞台挨拶に行ってきました。

舞台挨拶には、小林稔侍さんの他に、壇蜜さん、高島礼子さんが登壇し、

それぞれが撮影中のエピソードを明かしていました。

他にも、平田満さん、神戸浩さんなどが素晴らしい演技を披露するとともに、

豊田市の自然の美しさにも出会えます。

小林稔侍さんが俳優キャリア56年目にして、

初めて主演となった記念すべき作品「星めぐりの町」。

山梨県での上映はありませんが、

近県では、東京や神奈川、埼玉、千葉などのイオンシネマで見ることができます。

優しい人の心に触れて、気持ちがほっこりするような作品です。ぜひ、ご覧ください。

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