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2017年3月23日 (木)

駅の名前の由来~♪

甲府、大月、韮崎、河口湖など、駅名にされるのは地名が圧倒的に多いんです。

昔からその土地には名前があり、それを市町村名や駅名で後の世に伝える、

極めて自然なことですよね。

一方で、新しくできる駅名が、施設の名前になることがあります。

あえて、親しんだ駅名を変えてしまうこともあります。

わかりやすいのが、とうきょうスカイツリー駅。

東武伊勢崎線の業平橋駅が、2012年3月、東京スカイツリー開業を前に、

駅名を改称しました。

誰が見てもわかりやすい、施設名を駅名にするのには、そういった特徴があります。

 

そのような、施設がそのまま駅名になっているケースはどれくらいあるのか、

身近なところから探して見ましょう。

まずは県内からです。誰もが「あそこだ」と口にしているでしょう。

そうです。富士急ハイランド駅です。

富士急行河口湖線、富士山駅と河口湖駅の間にあります。

ここを降りれば目の前が富士急ハイランドの入り口。

ここを利用する人はほとんどが富士急ハイランドのお客さんです。

さあ、では遊園地という視点で探してみると、これが結構あるんですよね。

東京ディズニーリゾート、そうです。

一体を周回するディズニーリゾートラインには、

東京ディズニーランド・ステーション駅と

東京ディズニーシー・ステーション駅があります。

ステーションと駅が被っているのがちょっと気になりますが、

それは置いておいて、としまえんを利用する人は、多くが豊島園駅で下車します。

こちらは西武鉄道と都営地下鉄が運行しています。

西武鉄道は、こういった施設名を駅名にしているものが他にもあります。

西武園ゆうえんちですね。

こちらは、2ヶ所入口があって、それぞれに最寄駅があります。

西武遊園地駅と西武園駅です。

お客さんへのサービスが徹底している感じがします。

このエリアには西武球場があります。

もちろん、最寄り駅も球場名になっていて、西武球場前駅です。

 

そうか、野球場か、ということで、球場名が駅名になっているものを探してみましょう。神宮球場、東京ヤクルトスワローズの本拠地、

こちらの最寄駅はJRの信濃町駅、東京メトロの外苑前駅。

どちらも球場名ではありません。

近くの国立競技場だったら、都営大江戸線の国立競技場駅があるんですけどねえ。

じゃあ、東京ドームだったらどうでしょう。

JRでは水道橋駅、東京メトロ丸ノ内線では後楽園駅です。

そう、後楽園です。

後楽園ゆうえんちは昔の名前で、今は東京ドームシティアトラクションですね。

こうしてみてみると、やっぱり遊園地は存在感があるなあと思いませんか。

この他にも、小田急線の読売ランド前駅・京王線の京王よみうりランド駅、

東急こどもの国線のこどもの国駅などがあります。

東武伊勢崎線の東武動物公園駅は、名前の通り、動物園の最寄り駅。

でもここには遊園地もあります。

家族で1日楽しめる遊園地はやっぱり電車で行きたいものですね。

 

動物園・水族館では、京王線の多摩動物公園駅、JR京葉線の葛西臨海公園駅があります。多摩動物公園のわりと近くには、東京競馬場があります。

正門前にはやはり駅があって、京王線の東京競馬場前駅です。

「前」がつくか、つかないか、それほど気になりませんが、

「前」がついているからには、本当に前なんだろうなと。

実際、私の知る限りでは、東京競馬場、多摩動物公園、

よみうりランドは、確かにそうです。

競馬場といえば、地方競馬の大井競馬場に行くには、

東京モノレールを使うのが便利です。

大井競馬場前駅は、浜松町駅を出て、天王洲アイル駅、その次に停車します。

羽田空港に向かう途中、競馬場を眺めるのが好きでした。

子どもの時は行ったことがありませんでしたが、

大人になっていざ行ってみると、昼のレースもあり、

夜のツィンクルレースありと、競馬場ながらデートスポットにもなるし、

子どもを連れて行けば、まるで動物園に行くような感覚にもなるんですよね。

競馬場では、京成電鉄の船橋競馬場駅もあります。

 

空港も施設名。羽田空港へは、東京モノレールの他に、

現在は京浜急行電鉄も乗り入れています。

いずれも国際線、国内線ターミナル直結ですから本当に便利であると同時に、

駅名がわかりやすいので、降り間違いがほとんどありません。

成田空港のケースもそうですが、

第1、第2というように、数字になっていると多少わかりづらいところがありますが、

航空会社別で駅名にするわけにはいきませんから、仕方がないといったところでしょう。

 

おしまいに、朝晩がまだ寒い今、温泉に電車で行ってみましょう。

ということで、温泉地がそのまま駅名になっているものを探してみます。

私も毎週利用しているJR中央線の石和温泉駅、

東武鉄道では、湯西川温泉、湯野上温泉、中三依温泉、鬼怒川温泉、

富士急行の葭池温泉前駅、小田急線の鶴巻温泉駅など、

「温泉」というキーワードがない駅も数多くありますが、

やっぱり「温泉」がついているとそれだけわかりやすいですね。

 

施設名が駅名になるのは、本当にわかりやすい。

インターネットで検索をするにも余計なことを考える必要がありません。

この春休み、電車でどこかに行こうかと思ったら、

路線図を見てみるといいかもしれません。

知らない場所でも、施設名が駅になっていると、

そこからいろんな発見があるかもしれませんよ。

森雄一