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2018年12月11日 (火)

12月16日放送 第八十五回は『クリスマスの贈り物』『サンタクロースっているんでしょうか』

20180903 (タケゴンさん撮影)
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

ご案内役の 小川もこ です。

毎週、日曜日の17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー
サンセットタイムにお届けする この番組は、
私、小川もこ が 名作をセレクトし 朗読させていただきます。

今回 朗読するのは、日本とアメリカの サンタクロースにまつわるお話、
竹久夢二 作「クリスマスの贈り物」
ニューヨーク・サン新聞の社説「サンタクロースっているんでしょうか」
の二編です。

ひとつめの「クリスマスの贈り物」は、竹久夢二が書いた子ども向けの作品です。20070809121038 研究社 版「童話 春」

512vq765z9l_sx329_bo1204203200_ 小学館 版「童話集 春」

数多くの美人画を世に残した竹久 夢二(たけひさ ゆめじ、1884年(明治17年)9月16日 - 1934年(昭和9年)9月1日)は
画家として有名ですが、子供向けの雑誌に挿絵を描き、童謡や詩を発表するなど、
「子供のための仕事」も数多く遺していることはあまり知られていません。
この作品は、1926(大正15)年12月に研究社から発行された「童話 春」に収められています。
この『童話 春』は、自身による豊富な挿絵も可愛らしい、全19篇を収載した夢二唯一の童話集。
「クリスマスの贈り物」は、クリスマスに欲しいものについて話す みっちゃんとお母さん、
そして、そのお隣りの二郎さんと彼のお母さん。
微笑ましい親子の会話から、今から以上90年前の日本でも、
子どもたちがクリスマスを楽しみにしていた様子が浮かんできます。


ふたつめの「サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか?」は、
実際にあったエピソードです。
手紙を出して、新聞社に問いかけたのはアメリカの8歳の少女ヴァージニア。
この可愛らしくも真摯な質問に対して、当時ニューヨーク・サン新聞の記者で論説委員であった
フランシス・チャーチ(Francis Church/1839-1906)氏が、少女への返信として、
優しく丁寧に 社説に載せて答えたのが、この文章です。

51h87718grl_sx336_bo1204203200_ 日本では、偕成社より絵本サンタクロースっているんでしょうか?
として紹介され、ロングセラーとなっています。

子どもから、一度は聴かれたことのある質問。
「サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか?」

あなたなら、なんと答えるでしょうか。


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最初の頃は、無料の壁紙を貼っておりましたが、
最近、投稿していただいた写真を載せさせてもらっています。
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