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2018年6月 5日 (火)

6月10日放送 第五十八回は 槇本楠郎 作『月夜のかくれんぼ』『きんまくわ』

Dsc_2167 (山中湖村ヨッシーさん撮影)
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

ご案内役の 小川もこ です。

毎週、日曜日の17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー
サンセットタイムにお届けする この番組は、
私、小川もこ が 名作をセレクトし 朗読させていただきます。


第五十八回放送は 6月10日。
今回 は、槇本楠郎(まきもと くすろう)が書きました『月夜のかくれんぼ』『きんまくわ』の二編です。

サンセット・シアター初登場の作家ですね。

Makimotocrop 槇本 楠郎は1898年 、岡山県吉備郡足守町(現在の岡山市)に生まれた童話作家、詩人、評論家で、また、プロレタリア児童文学の先導者でもありました。
娘は、童話作家の槙本ナナ子です。

早稲田大学を中退して帰郷。農業に従事しながら、大正末期に詩集「処女林のひびき」や古謡を集めて「吉備郡民謡集」を刊行。やがて社会主義思想にめざめて、『文芸戦線』に短歌や評論を寄稿しはじめ、昭和2年には上京して労農芸術家連盟に加わり、プロレタリア文学運動に身を投じて文筆生活に入る。

終始一貫して取り組んだのは童話、童謡、児童文学論であり、プロレタリア童謡、童話の分野を確立し、1956年(昭和31年)、58歳で亡くなりました。

今回 朗読する「月夜のかくれんぼ」は河出書房から1953(昭和28)年6月発行の「日本児童文学全集」に、「きんまくわ」は1935(昭和10)年11月に文章閣から出版された『仔猫の裁判』に収められています。

「月夜のかくれんぼ」は、美しい月が浮かぶ "なの花月夜"に、菜の花畑で かくれんぼする子ども達の様子が、幻想的に目に浮かんでくるようなお話です。


もう一編の「きんまくわ」は、因果応報というか、いじわるすると、自分に悪いことはかえってくるよ。
というお話でしょうか。

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さらに。この番組ブログの扉のサンセット写真は いつも夕陽・夕焼け・夕景を掲載しています。
最初の頃は、無料の壁紙を貼っておりましたが、
最近、投稿していただいた写真を載せさせてもらっています。
あなたも、綺麗だなぁ〜というサンセット写真が撮れたら、ぜひ。

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日曜日の午後。17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー。

東京や関東近郊の皆様は78.6MHz、甲府は83.0MHzにチューニングして、
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扉の写真を投稿のヨッシーさんから:
もこさん 久しぶりの夕焼けに感動しました。
そして 逆さ富士でもありました。