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2018年2月27日 (火)

3月4日放送 第四十四回は 秋田雨雀 作『三人の百姓』

Image1 (上野原市の柚子ジャムさん撮影)
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

ご案内役の 小川もこ です。

毎週、日曜日の17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー
サンセットタイムにお届けする この番組は、
私、小川もこ が 名作をセレクトし 朗読させていただきます。

第四十四回放送は の3月4日。
今回 は、秋田雨雀が書きました「三人の百姓」です。Akita_ujaku 秋田雨雀は、1883年(明治16年)1月に、青森県南津軽郡黒石町(現在の黒石市)に生まれました。
詩人、劇作家、社会運動家として闘いの一生を送った人物で、ことにエスペラントの普及や日本の新劇運動の開拓者として、歴史に大きな足跡を残しています。
本名は徳三ですが、病弱で臆病な子供であったので、自分を卑下する気持ちで
「雨雀」と呼んだ」と雨雀日記にあり、これが後でペンネームとなったようです。

青森県立第一尋常中学校(青森県立弘前高等学校の前身)を経て東京専門学校(早稲田大学の前身)英文科に入学し、在学中の1904年に、詩集「黎明」を刊行。
1908年、恩師の島村抱月の推薦で、『早稲田文学』6月号に小説「同性の恋」を発表。
1911年、自身の戯曲「第一の暁」が、「自由劇場」第四回公演で初めて上演されました。
以降、島村抱月主宰の劇団・芸術座の創設に参加するなどの一方で、小説、劇作、詩、童話、評論、翻訳と幅広く活躍しています。
エスペラントを学び、エスペラント教本『模範エスペラント独習』を出版。
日本社会主義同盟に加わり、1927年、ロシア革命の十周年祭に国賓として招かれてソ連を訪れました。
日本児童文学者協会第2代会長、黒石市名誉市民ともなっています。
1962年5月12日、結核と老衰のため東京都板橋区の自宅で79才で亡くなりました。

今回お届けする「三人の百姓」は、1920年(大正9年)6月、「婦人公論」に発表された短編です。

51patn51zl_sl500_ お話は・・・
伊作(いさく)、多助(たすけ)、太郎右衛門(たろうえもん)という三人の百姓が捨て子の赤ん坊を拾います。赤ん坊の懐には、大量の小判が入った財布があって...さて、三人はどういう行動をとるのでしょうか。

ただのハッピーエンドではなく、人にとって本当の幸せとは を考えさせてくれるお話です。

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最初の頃は、無料の壁紙を貼っておりましたが、
最近、投稿していただいた写真を載せさせてもらっています。
あなたも、綺麗だなぁ〜というサンセット写真が撮れたら、ぜひ。

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