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2018年1月22日 (月)

1月28日放送 第三十九回は 新美南吉 作『おじいさんのランプ』

20180116165327_img_0694 (バーニングヒップさん撮影)
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

ご案内役の 小川もこ です。

毎週、日曜日の17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー
サンセットタイムにお届けする この番組は、
私、小川もこ が 名作をセレクトし 朗読させていただきます。

第三十八回放送は の1月28日。
今回 は、新美南吉が書きました「おじいさんのランプ」です。

新美南吉(にいみ なんきち)は、愛知県半田市出身、
1913年に生まれ1943年3月 結核により29歳の若さで亡くなった児童文学作家です。
雑誌『赤い鳥』出身の作家の一人で、代表作『ごん狐』(1932年)は最初、「赤い鳥」に掲載されました。
若くして亡くなったため、作品数は多くありません。
出身地の半田には、新美南吉記念館や、彼の生家、作品ゆかりの場所を巡るウォーキングコースも作られています。
生誕100周年の2013年には新美南吉生誕100年記念事業が行われました。


新美の生前に刊行された唯一の童話集「おぢいさんのランプ」
(有光社、1942(昭和17)年10月10日)に収載
されています。

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新美の父親の話が一部ヒントとなって書かれたと考えられる作品で、
おじいさんが、自分の体験を孫に語ってあげる形で お話は進んでいきます。

ストーリーは・・・
明治時代、田舎の孤児の少年 巳之助(みのすけ)が当時最新鋭だったランプに出会って惚れ込み、
ランプ商として出発します。ランプ商は成功しますが、時代が移り代わり、電気の普及するようになると・・・

主人公の巳之助(みのすけ)が、ある決心をして向かった、夜の池でのシーンが圧巻で。
想像すると、その光景の美しさとあいまって、切なさで胸がいっぱいになります。

Photo2017年に行われた愛知県安城市(新美南吉ゆかりの町)での生誕祭において
酒井敦美さんの切絵より


ちなみに、この作品は、昨年、一般社団法人日本朗読協会「第5回朗読だいすきコンクール」において、
個人部門の課題図書にもなっていました。
あなたも、声に出して読んでみてはいかがでしょうか。

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あなたも、綺麗だなぁ〜というサンセット写真が撮れたら、ぜひ。

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