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2017年5月24日 (水)

5月28日放送 第四回は 夏目漱石 作『夢十夜』

18664545_1763519256999184_1225065_2『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

ご案内役の 小川もこ です。 

毎週、日曜日の17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー
サンセットタイムにお届けする この番組は、
私、小川もこ が 日本文学の名作をセレクトし 朗読させていただきます。

第四回放送は5月28日。今回 取り上げるのは、

夏目漱石『 夢十夜 』から、第一夜、第三夜 です。

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夏目漱石といえば。「坊ちゃん」「心」「三四郎」「吾輩は猫である」など、

一度は読んだことがあるというかたも 多いでしょうね。

日本を代表する作家として、1984年から2007年まで千円紙幣の顔にもなっていました。

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夏目 漱石(なつめ そうせき)は、1867年、慶応3年生まれ。なんと江戸時代に誕生していたんですね。大正5年、49歳で亡くなりました。

大学時代に正岡子規と出会い、俳句を学んでいます。そのあたりは、司馬遼太郎の「坂の上の雲」にも夏目金之助として描かれていましたね。

帝国大学、現在の東京大学 英文科卒業、松山で尋常中学校教師や、熊本で教授などを務めた後、イギリスへ留学。帰国後、東京帝国大学で英文学の教鞭をとりながら、「吾輩は猫である」や「坊っちゃん」などを書いていきます。

その後、朝日新聞社に入社し、「虞美人草」「三四郎」などを掲載しました。

夢十夜』(ゆめじゅうや)は、1908年(明治41年)の夏、『朝日新聞』で連載された小説です。

当時の明治、神代の頃・鎌倉時代・100年後の世界など、10の不思議な夢の世界を綴っています。「こんな夢を見た」という書き出しが有名ですね。
今回は、その中から、幻想的でロマンチックな「第一夜」と、怪談とも思える「第三夜」をピックアップしてお送りします。

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で、いつでもお待ちしています。

日曜日の午後。17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー。

東京や関東近郊の皆様は78.6MHz、甲府は83.0MHzにチューニングして、
その他 全国の皆様は、LISMO WAVEや radiko.jpプレミアムでお楽しみくださいね〜♪

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【追記】
ご感想を頂戴いたしました♪

福島のザッキーさん

夏目漱石『夢十夜』の「第三夜」、怖かったです。

ブログに「怪談にも思える」と紹介されていましたが、もこさんの朗読、怪談そのものですよ!ラストの場面で、寒気が躰に走りました。
初夏の酉の刻、番組が終わったら暑気払いにビールでも買いに行こうかなと思っていたところ、グッドタイミングでした。ビールが節約できたかもしれません。

ありがとうございます。怪談の特集も企画してほしいです。

 

山梨県の52歳男性 猫のオルカさん

 毎週、放送を楽しみにしております。
先日の夢十夜。第一夜の幻想的な表現と第三夜の、ちょっと怪談的な怪談的な表現の対比が、心に沁み入りました。
特に、子どものセリフの無邪気な感じが怖さを助長していました。
これからもたくさん素敵な物語を聴かせてください。楽しみにしております。


富士吉田の ローズマリーさん
5/28の夏目漱石「夢十夜」の放送を子供に話したら、ちょうど読んだそうで、知ってました。北杜夫 作の「夢一夜」も勧めてくれましたが怖かったですよ。