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2017年5月10日 (水)

5月14日放送 第二回は芥川龍之介『蜘蛛の糸』

Sunset

『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

ご案内役の 小川もこ です。 

毎週、日曜日の17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー
サンセットタイムにお届けする この番組は、
私、小川もこ が 日本文学の名作をセレクトし 朗読させていただきます。

第二回放送は5月14日。今回 取り上げるのは、

芥川龍之介 作『 蜘蛛の糸 』です。

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芥川は、明治25年3月1日 東京に生まれ、昭和2年7月24日に 自死で亡くなっています。
35歳でした。
主に短編小説を多く書き、多くの傑作を残しています。

1918年に鈴木三重吉により創刊された児童向文芸誌「赤い鳥」創刊号に発表されたもので、芥川龍之介が手がけた はじめての児童文学作品ですね。

Photo_3 

お釈迦さまは、ある時、極楽の蓮池を通して下の地獄を覗き見ます。

さて、そこに見えた光景とは…


よろしかったら、ぜひ。
あなたのご感想をお寄せくださいね。

メールアドレス
sunset@fmfuji.jp
で、いつでもお待ちしています。

日曜日の午後。17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー。

東京や関東近郊の皆様は78.6MHz、甲府は83.0MHzにチューニングして、
その他 全国の皆様は、LISMO WAVEや radiko.jpプレミアムでお楽しみくださいね〜♪

スマホやパソコンで聴けるアプリradiko.jpプレミアムでは、タイムフリー機能で、聴き逃しても 1週間以内なら いつでも聴くことが出来ます。
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追記:第三回の作品が長編だったので、オンエアで ご感想をご紹介することが出来ませんでした。
ここで、一部を掲載させていただきますね。

「蜘蛛の糸」の感想

 

ハルのただ飯さん
極楽の下にある地獄で蠢く中で、ひとりの男を救うためにお釈迦さまが垂らした蜘蛛の糸を男が登るが、無慈悲な行為で切れてしまう。
慈悲の心があれば、蜘蛛の糸は絶対に切れなかったであろう。
この物語は、自分が小学生の時、初めて文学に触れたともいうべき作品です。
ピュアな心が蘇りましたが、忘れないようにしないと、とあらためて思いました。

 

なまけたろうさん
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」あらためて語りで聴いて、本当に良かったです。
人間の欲深さを感じましたぁ。みな生きていれば大なり小なり、それが態度や言葉に出るか出ないかの違いだとは思いますが、一度は必ず生まれたことのある感情だと思います。
しかし、仏様はちゃんと上っ面ではなく本心を見抜いていらっしゃる。
昨今、自分以外の誰かに優しく接することが出来ていますか?と問われているような気持ちにもなりました。
1回、2回とも男性作家でしたが、女性作家さんの作品も楽しみにしています。

 

タケゴンさん
蜘蛛の糸、妄想劇場で楽しみました。
聞き終わって、淀川長治さんふうに・・・

「地獄は嫌ですね。こわいですね。こわいですね。ホントにこわかったですね。
それにしてもお釈迦様はホントに助けようと思われたのかしら…
もしかすると、気まぐれだったのかもしれませんね。それもこわいですね。
地獄と極楽の情景、カンダタの心情を見事に朗読なさった小川もこさん
とってもステキでした(はぁと)
はい、お時間ですね。
それでは、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ〜〜♪」

の解説が心の中から聞こえてきました。

60年間、私が悪事に走ることがなかったのは、「法律」によるものではなくて、「悪いことをすると地獄に堕ちる。絶対にカンダタのようになってはいけない」と子どもの頃に思ったからで、いつ読んだか憶えていないけれど、読んで自分を律したことを思い出させていただきました。
じゃ、またね、またね、またね〜♪