せんせい
今、読んでる途中だ。
「せんせい」
重松清さんの小説。
どの話もせんせいが出てくる、短編集だ。
重松さんが書く文はすごい。
情景が浮かぶ。苦しい気持ちが迫り上がってくる。
言葉は短い。いつも短くて、説明的でなくて
感情的かと思えばクールで、
本当にとにかくすごいのだ。
私たちに生き続けることを教えてくれる。いつもいつも。
暗闇の中に一筋の光が刺すような
変わらぬ日常の中に小さいしあわせを見つけるような
苦しい時に足掻いていく汚さも美しさも
人間らしさが詰まっている。
私は重松さんが書いてきた本たちに救われた
私もこんな曲が書きたいと思う。
誰かの添木になるような、そんな曲だ。
「せんせい」とても良い。
絶対1話1話泣いてしまう。自分と重なる。
それでも生きていけと本が叫んでるから
私は生きていこうと思える。