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2019年12月21日 (土)

BB5こそ我が人生

ああ、もうほんとに今年2019年もあと少しで終焉です。「終焉」という言葉はイマイチ縁起が悪い? 何を言う、終わりがあるからこそ始まりがあるわけで。きちんとしっかりと2019年を終えて、新たな2020年をお互い迎えましょ。その準備をする、そんな残り十日間です。ヨシ、次の時代に行こっ!

彼らはそんないくつもの時代を乗り越えて50余年。今の時代にも彼らが存在していることに、ワタクシはココロの底から感謝するのであります。

そう!我らがBB5こと、The Beach Boys!!!!!

リスナーの皆さんはワタクシ鈴木ダイが彼らの長年の大の大のダイダイダイファンであるということはとっくの昔にご存知のことかと。そう、Depeche Mode、Pink Floydと並びワタクシのこんにちまでの半生においての三大バンドの筆頭格がThe Beach Boysなのである。

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66年作のロック史上最高の名盤のひとつがこの『Pet Sounds』。今日の10時台のD-LINEでは、本日12月21日が誕生日だったウィルソン兄弟の末っ子カール・ウィルソンをメインにBB5をまたしても(何度目だ?)ピックアップいたしました。

我が家に所蔵される彼らのすべてのアルバムから何枚かをここにポストしてまいります♬

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64年作の『All Summer Long』。「I Get Around」や「Wendy」「Girls On The Beach」といったクラシックスが並ぶ涙もんの一枚。ちなみに「I Get Around」こそがワタクシが初めて触れたBB5の曲です。中学一年の時のこと。電流走りました。鼓膜から脳味噌を通過して、ワタクシのソウルの一番深いところをあっという間に浸食したのです。中学一年のガキがその時から延々とロックンロールの歴史を学び、この世に誕生したありとあらゆるポップカルチャーに燦然と輝く名盤の数々を貪り聴く日々のスタートでした。

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65年作のこの『The Beach Boys Today!』もヤバい。山下達郎氏もカバーした「Please Let Me Wonder」のメロディの素晴らしさには何万回聴いても鳥肌と涙が...。

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『The Beach Boys Today!』と同じく65年にリリースされた『Summer Days』も素敵盤。世界で知らない人はいないであろう「California Girls」ももちろんグッドだが、ワタクシ的には「Let Him Run Wild」だ。そして「Then I Kissed Her」ね。

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67年作の『Smiley Smile』。いわくつきの作品。

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68年作『Friends』だ! 当時は全く売れず。今の時代にこそ聴いて欲しい一枚。この穏やかさは尋常ではない。ソフトロック前夜。あなたの感性を磨く音楽。聴くべき。

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70年作の『Sunflower』。紆余曲折あった70年代の幕開けにリリースされた一枚。はっきり言って、このアルバムは大傑作。このアルバムをもしもスルーなんてしていてBB5を語ることなかれ。デニスの歌う「Forever」は鈴木ダイの人生における「100曲」にも選んでおります(2019年12月現在)。

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71年作『Surf's Up』ですね。大学生の時に、このアルバムを持っているという女性に出会いまして、恋に落ちました。ワタクシにとって気の合う女性の最低基準はまずは「音楽体験の類似性」です。ワタクシの価値観の97%は音楽体験によって出来上がっているので、その音の趣味が共有できないお方とは一生かかっても分かり合えないと理解しています。どんなに美人であろうと、どんなにセクシーであろうと、音楽の共通項がないとねえ。さておき、このアルバムは凄い。「Surf's Up」と「Disney Girls (1957)」を聴いて泣けない人なんて、もう、ワタクシに言わせれば...。

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時代はぴゅんと85年作の『The Beach Boys』へ。セルフタイトルのこのアルバムには「Getcha Back」が。この曲を初めて聴いた時のワタクシ、18歳でした。「Getcha Back」だけをエンドレスで入れたカセット持って湘南まで行きまして、浜辺で延々とリピで聴いてました。

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そして、この2012年作の奇跡の『That's Why God Made The Radio』。これがリリースされるというニュースを初めて知った時から実際にリリースされた日までの時間はワタクシの半生の中でも最もワクワク&ドキドキした日々でした。そのワクワクの記憶だけでも残りの人生を余裕で生きていけるほどに。

そして...

ついに...

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この日が訪れたのです。2012年8月16日。奇しくも8月16日はElvisの命日でもあります。オンエアでもお話ししましたが、オープニングアクトは、まだブレイク前の星野源氏、そしてAmericaでした。今考えてもキョーレツな顔ぶれですね...。その日その瞬間、幕張に降臨したBB5を目に焼き付けながら観客席でワタクシは妻とともに全曲大合唱&号泣でした。

しかし、しかし、しかし、...このライヴ本編以上の大騒ぎが我が家にやってきたのです...。

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じゃ〜〜〜ん! な、なんと!妻がBB5のメンバー全員と一室で同席インタビューという離れ業を!ブライアンがほんとにそこに一緒にいるぅぅぅぅぅぅ。しかも、ブライアンはなんと妻に鼻歌で歌ってくれたのですぅぅぅぅ。画像が粗いこの写真が逆に我々にはリアルな思い出でして。間違いなく鈴木家にとってのひとつの人生のピークがこの光景でございます!ワタクシが世界一夢中になってきたBB5と妻が一緒に微笑んでいるなんて...。悶絶死。

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そして、奇跡のツアーの翌年2013年にリリースされた『The Beach Boys Live : The 50th Anniversary Tour』と題されたライヴ・アルバムです。今でもこのアルバムを聴くたびにあの日の光景が蘇るのです。

ああ、いつなんどきもBB5のことを話したり、綴ったりすると、キリがないです。台本なしでも延々と7時間ぐらいの生放送ができそう(笑)。え?そんなの聴きたくない(苦笑)?

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そうそう、11時台のD-LINEは、Albert Kingでした。ブルース・ミュージックもワタクシにとってはとてもとても大切なものです。かつて、メンフィスやクラークスデール、シカゴなどのライヴハウスで体験したブルースバンドの熱量はハンパなかったです。

今日もたくさんのご参加ありがとうございました。RN カーナンバー786さん、ゆうじぇーさん、ミミさん、オオタカユウスケさん、オガッチさん、車大好きさん、すみっこさん、爆裂ジャスタウェイさん、ふぅさん、ちゃんまんさん、甲州市のよっちゃんさん、大吉の大ちゃんさん、ヴァンフォーレキングさん、プーのともだちさん、トム・クルージングさん、だっちゅうにさん、すしすしすっしーさん、ルート317さん、食べごろマスカットさん、歩くヴィレヴァンさん、キリショーさん、コイコイさん、元KARAのハラさん、ソラマーゾフさん、番屋さん、にしこふみかんさん、DR.ロバートさん、なかっちさん、にこるさん、他たくさんのリスナーの皆さん、いつもありがとーーー。

今日が21日ってことは、明々後日が...クリスマスイヴですか。そうですか。そうですね。どーか、みなさん、素敵なクリスマスになりますように。Merry Christmasです。

次回は2019ラストのオンエアになります。聴いてね。参加してね。

では、また次回です♬

素敵な週末を。そしてハッピーなクリスマスを🎄🎅

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