2019年11月23日 (土)

11月23日は山梨ジュエリーミュージアムへ

ここをクリックすると番組を聴くことができます

今週は、先週に引き続き、
甲府のジュエリー文化に触れられる場所をご紹介します。

甲府駅南口から大きく伸びている大通り
平和通りを歩いていくと、山梨防災新館が見えてきますね。
ここには、山梨ジュエリーミュージアムがあります。

山梨のジュエリー文化に触れることが出来る場所ということで、
学芸員の若月千佳さんにお話しを伺いました。
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ここでは、山梨でかつて水晶が採れたことから始まる、
地場産業としての宝飾加工の歴史と、いま作られている
ジュエリーの素晴らしさを伝える施設です。

かつて山梨で採れた水晶や、宝飾品の歴史を観たり、
ジュエリーを作る時の道具、世界各国の宝石の原石など、
さまざまものが見学できます。

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加工して、完成されたものは、お店などで目にしますが、
制作の過程や道具、そして原石を見ることはなかなか無いので
興味深いですね。

ジュエリーデザイン原画と完成品を並べて見られるのも
貴重な機会ですね。

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続いて、メインの展示室である「山梨ジュエリーのいま」という
展示室を紹介して頂きました。
ここでは、山梨で活躍するデザイナー、職人、作家などが
制作する作品の数々が展示されている場所を紹介して頂きました。

現在、こちらでは「クラフツマンの表現」というタイトルで、
水晶彫刻の技術に焦点を当てて、ジュエリーの中に見える、
技術を見学することができます。

宝石を加工する技術を使い、ジュエリーの幅を広げている
クラフツマンの方々の作品を楽しめます。

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パッと見ると、水晶を削って作ったとは思えないようなものがたくさん。
水晶を削って出来た指輪。
しかも指輪の装飾部分も、水晶彫刻を施していて、とても繊細。
観ていて、ため息が出るほど綺麗でしたよ。

伝統的な技術を継承しながらも、新たな試みをされている方たちの
作品の数々を楽しむことができます。

また企画展示室では、現在、デザイン画ともに、デザイナーの方たちの
仕事場の風景などが展示されています。

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ジュエリーが出来上がるまでの工程を見ることできるのは
貴重ですね。
ジュエリー制作の工程を見学した上で、
職人さんが作成されている、驚くべき作品や、
仕事をされている姿が収められているVTRが見られる場所もあります。

そして、土日と祝日には、こちらでは実際に職人さんの作業を
見学できるスペースがあります。
実演作業を見るだけではなく、危険な作業をしていない時は、
お話を直接伺うこともできますよ。

同じく、土日祝日には、ジュエリーの制作体験もできます。

制作の裏側を知ると、お店や自分の手元にある宝飾品を見るのも
楽しくなってきます。
そして、実際に作る体験をしてみると、ジュエリーを作ることの
難しさもとても良く分かりそうですね。

山梨の地場産業のジュエリーを、見て知って、体験できる
興味深い施設でしたよ。
詳しくは、山梨ジュエリーミュージアムのホームページを
確認してみてくださいね。

また来週も、てくてくします。