2019年7月27日 (土)

7月27日は お蕎麦 すがはら屋さんです

ここをクリックすると番組を聴くことができます。

昇仙峡を歩いてきた7月。
大自然を満喫しましたが、やっぱりお腹は空きます。
空腹になるものまた、自然なことかな。

ということで、
昇仙峡名物「御岳そば」を頂きに、すがはら屋さんに行きました。

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こちらは、昇仙峡の玄関口、天神森のバス停近くにあります。
店主の田中正喜さんとご一緒にパチリ。

お店の歴史は古く、1888年創業。
最初からお蕎麦屋さんだったというわけではなく、
旅館や食堂など、時代に合わせて変遷してきたそうです。

いつの時代も、昇仙峡を訪れる人、
そしてこの付近で暮らす人々にとって、
大切な役割を果たしてこられてきたのですね。

最近は、お蕎麦を食べに、世界中からお客さんが来るそうです。

さて、名物の「御岳そば」ですが、江戸中期の生活などを
記録された、『裏見寒話』に登場していたもの。

小さくて辛みのある、ねずみ大根と共に食べられていたそうです。
ねずみ大根は、こんな感じ。
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普段目にする大根より、小ぶりで可愛い。

食べる時は、つゆに大根を溶かすのではなくて、
お蕎麦に乗せて食べます。

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真ん中にある薬味が乗ったお皿の左側にあるのが、
ねずみ大根。
通常の大根おろしは、汁気がありますが、
こちらは、汁なし。

辛い!!というよりかは、さわやかでピリッとした感じ。
お蕎麦は、山葵と共に頂くことが多いですが、
ねずみ大根だと、そこまでツーンとした辛さはありませんが、
やはりお蕎麦との相性が良く、とてもおいしかったです。

お蕎麦も、しっかり噛む、歯ごたえのあります。
噛んでいくと、ねずみ大根の味わいも広がり、
味わいを楽しむことができました。

江戸時代の人たちも、御岳そば楽しんでいたんでしょうね。

お店には、御岳そばの由来も掲げられていますので、
お蕎麦を待ちながら、読んでみるのもいいかも。

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お店の内装も、窓が大きく開放的で、
でも、古民家の柱や梁などが使用されていて、
木のぬくもりも感じる、とても素敵なところです。

自然の造形美を昇仙峡で楽しんだあとは、
お蕎麦を食べて、お腹を満たす。
すがはら屋さんの店内で、のんびり過ごして
散策の疲れを癒すのもいいですね。

また来月も、てくてくします。