2019年5月11日 (土)

5月11日は山梨県立考古博物館から

ここをクリックすると番組を聴くことができます。

5月は、甲府市中道エリアを歩いていますが、
今回は、山梨県立考古博物館に伺いました。

山梨考古博物館の小林さんに
お話を伺いました。

20190423_134920

ここは、甲斐風土記の丘・曽根丘陵公園などを含む、
広大な敷地の中にある場所です。

縄文時代から明治まで、発掘調査されたものが
たくさん展示されています。
長い歴史の中で、多くの人が暮らしてきたこと、
そして、時代によって生活道具が変わってきていることを
自分の目で見ることが出来て楽しいですね。

小林さんが、山梨県立考古博物館は、
「土の中からのメッセージ」をお伝えしているということを
おっしゃっていましたが、私は、その言葉がとっても素敵だなと
思いました。

20190423_134545

展示物はさまざまありますが、
やはり注目なのが、殿林遺跡出土の深鉢形土器です。
大きな土器ですが、高さがなんと、72センチ。
縄文時代のものにしては、かなり大きいです。

海外でも展示された経験がある土器なのです。

20190423_134531

最近、縄文時代が再び世界的にも注目されていますね。
縄文時代に特化した展覧会が開催されたこともありますし。

なんとなく歴史の教科書で見た、
縄の跡がついた土器、というのだけではなく、
ここでは、さまざまなデザインの土器を観ることが出来ます。

20190423_135313
自由なデザインで、土器を作っていたんだな、
と思うと、ワクワクします。
みんなで競い合ったり、トレンドがあったりしたのかな?
と思うと楽しくなってしまいます。

縄文時代にも、
みんなが憧れている縄文土器作家さんがいたのかな?
と空想(妄想?)が止まりません。

ぜひぜひ、お友達や家族と一緒に、
縄文トークに花を咲かせてみてください。

そして、山梨県立考古博物館では、
春季企画展「人口拡大の時代─郷村・荘園の成立と展開─」を開催しています。

さて、入り口には、こんな顔出しパネルがありますよー。
ディレクター氏と私、土器のデザインの表情に似せて
撮ってみましたが、似てる…??

20190423_135518
5月の気持ちい良い季節です。
ぜひ、山梨県立考古博物館で、
楽しい時間を過ごしてください。

また来週も、てくてくします。