2019年3月30日 (土)

3月30日は印傳屋 上原勇七から

ここをクリックすると番組を聴くことができます

甲府駅から15分ほど歩くとある、
印傳屋 上原勇七の本店。

モダンですが、歴史と伝統を感じる
佇まいのお店です。

お話を伺ったのは、
印傳屋 上原勇七 甲府本店店長の前田さんです。

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印伝は、鹿の皮に漆で模様を描いて、
加工されたもの。
その歴史は古く、奈良時代にはすでにあるようです。

その後、時代が下り、武士が台頭してくると、
武具などにも、印伝を用いられています。

甲州印伝の
印傳屋 上原勇七は、武田家が滅び、徳川勢力下に
置かれたのを機に、甲府城下に下り、
1582年に印傳屋を創業されたそうです。

400年以上の歴史があるお店なのです。

印傳屋 上原勇七では、現代の生活にも
馴染むアイテムがたくさんあります。

印伝の楽しさや美しさを日常生活にも
取り入れることができますよ。

例えば、名刺入れ。

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新生活の始まる、この時期には
贈り物にされる方もいらっしゃるそうです。

皮の色や、描かれた漆の模様で
同じアイテムでも、かなり印象が違いますね。

例えば、トンボの模様は、日本で昔から親しまれています。
トンボは前にしか進まず退かない、という意味を込めた
縁起ものだそうです。

他にもたくさんありますが、花柄はとっても可愛いです。

さまざまな柄や色は、
お店で、じっくり見ることが出来ます。

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ディスプレイされているものの他にも、
たくさんの色や柄があります。
ひとつひとつ選んで、自分のお気に入りを探せます。

そして、こちらはペンケース。

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ステキです。
鹿の皮は柔らかく、手触りが良いです。

ペンケースや名刺入れなど、
普段から手に持つものが、良いものですと、
新生活も盛り上がりそうですね。

実は、私も印伝の小銭入れを使っています。
黒地に、ピンクで花が描かれています。
手の中に入るサイズで、とても可愛いんです。

さて、印傳屋 上原勇七 本店の2階には、
印傳博物館があります。

Photo

こちらでは、印伝の歴史や
貴重な作品も見ることができますよ。

巾着に描かれた印伝は、粋な感じもしまして、
当時の男性がオシャレに使っていたことも
頷けます。

甲府に来たからには、名品も見るのも、
良いですね。

また、ご紹介した、名刺入れやペンケースの他にも、
1000円台からでも買える小物もありますので、
お友達や自分へのお土産にもいいかもしれません。

それでは、また来週もてくてくします。