2019年1月12日 (土)

武田神社の境内から....なぜ能の舞台があるのでしょうか?

ここをクリックすると番組を聴くことができます。

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2回目の『てくてくこうふ』は、武田神社の境内からお送りしました。
武田神社 権禰宜の佐野 浩一郎さんにインタビュー。

佐野さん「お祀りされているのがですね、皆様ご存知の武田信玄公 一柱をお祀りされております。武田信玄公様は生前戦百戦錬磨でいらっしゃいましたから、一番多いのが必勝祈願ですね。単に勝負ごとに限らず、自分自身に勝つというご利益も求められて、みなさんお参りにみえます。」

武田神社には、拝殿以外にも様々な建物があります。その建物についてもご紹介いただきました....

佐野さん「まずお参りする左手、菱和殿といいまして、この場所は普段は御祈願、七五三ですとか安産祈願、交通安全、お宮参りなんかの方々がご祈願する場所なんですけども、ここの特徴は天井に、山梨県有数の天井画、渡辺隆次先生が描かれた山梨県のキノコや動植物の絵が飾られています。」

石井由紀子「わたしが武田神社を歩いていて最初に気づいたのが、お能の舞台があることだったんですけれども、こちらはどうしてお能の舞台を作っていらっしゃるんですか?」

佐野さん「きっかけは宝物殿にあります信玄公の館の絵図にですね、”能の処ここにて”と書かれている館の図がありまして、当時おそらく仮設の能舞台が信玄公の時代にあったということが見て取れましたんで、信玄公はお能が好きでいらしたんだということで、ぜひとも神様になられてもご奉納という形でお能を見ていただければと、そういった形で。
あとは、文化的な発信も神社として進めていこうではないか、とそういった気持ちで建てられたのがこの甲陽武能殿ですね。」

石井由紀子「おすすめの散策コースなどあれば教えてください。」

佐野さん「このお濠沿いの周りに親方様の散歩道という道がありますので、自然を感じながら回っていただけたら、心も穏やかに過ごされるんではないかと思います。」

緑を楽しんだり能を楽しんだり....といろいろな場として甲府の人々に親しまれている武田神社に
あなたもぜひお出かけください。