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2019年3月

2019年3月12日 (火)

3月17日放送 第九十八回は 楠山正雄 作「和尚さんと小僧」「たにしの出世」

Photo_3 (いるまだむさん撮影)
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

ご案内役の 小川もこ です。

毎週、日曜日の17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー
サンセットタイムにお届けする この番組は、
私、小川もこ が 名作をセレクトし 朗読させていただきます。

今回 朗読するのは、楠山正雄 作『和尚さんと小僧』『たにしの出世』の二編です。

楠山正雄は、(1884年11月4日 - 1950年11月26日)は東京出身、
大正から昭和の戦後初期にかけて活動した 演劇評論家、編集者でまた、児童文学者です。Unknown
東京専門学校(現在の早稲田大学の前身)英文科卒。
評論家、公正係、百科事典の編集など、1938年まで出版社で正社員として在籍、 
芸術座で台本を手掛け、母校の早稲田大学でも近代演劇について教鞭を執ったこともあります。

児童書の翻訳の公正係を担当したことを機に、児童文学の編集・翻訳・再話を関わるようになり、
全集シリーズの編纂、自らも創作に携わる過程で、鈴木三重吉が立ち上げた『赤い鳥』にも参与します。

演劇・辞典編集・児童文芸の三分野で創造的編集の才を尽くし、多くの基礎を作っています。
演劇では、「近代劇選集」「近代劇十二講」「ファウスト」「楠山正雄歌舞伎評論」
翻訳では、「家なき子」「ふしぎの国のアリス」「イソップ物語」、
自らの創作では「苺の国」「二人の少年と琴」などがあり、
なかでも「日本童話宝玉集」の日本昔話は、以後何度も再刊・再録されています。

今日、お届けする一つめ「和尚さんと小僧」は、まるで、一休さんの世界♪
けちな和尚さんと賢い小僧の小話二つのエピソードで成り立っていますが、
今回はその第一話を朗読します。
美味しい飴を食べて欲しくない和尚が「食べたら死ぬ」と言ったのを逆手にとった小僧は・・・


250pxootanisiもう一つの「たにしの出世」は、童話春秋社から、1948(昭和23)、
1949(昭和24)年発行された『日本童話宝玉集(上中下版)』に収められています。
一寸法師にも通じるようなお話ですが、微笑ましく聴いていただけるのでは?




あなたの御感想 お待ちしています。
メールアドレス
sunset@fmfuji.jp
へ どうぞ。

さらに。この番組ブログの扉のサンセット写真は いつも夕陽・夕焼け・夕景を掲載しています。
最初の頃は、無料の壁紙を貼っておりましたが、
今は、リスナーの皆さんから投稿していただいた写真を載せさせてもらっています。
あなたも、綺麗だなぁ〜というサンセット写真が撮れたら、ぜひ。

sunset@fmfuji.jp
へ 送ってくださいね〜〜♪


日曜日の午後。17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー。

東京や関東近郊の皆様は78.6MHz、甲府は83.0MHzにチューニングして、
その他 全国の皆様は、LISMO WAVEや radiko.jpプレミアムでお楽しみくださいね〜♪

スマホやパソコンで聴けるアプリradiko.jpプレミアムでは、タイムフリー機能で、聴き逃しても 1週間以内なら いつでも聴くことが出来ます。

2019年3月 5日 (火)

3月10日放送 第九十七回は 江戸川乱歩 作「押絵と旅する男」

20180603_1 (タケゴンさん撮影)
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

ご案内役の 小川もこ です。

毎週、日曜日の17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー
サンセットタイムにお届けする この番組は、
私、小川もこ が 名作をセレクトし 朗読させていただきます。

今回 朗読するのは、江戸川乱歩 作『押絵と旅する男』です。

太宰作品に次いで、このサンセット・シアターへの登場回数が多いかと思いますが、
取りあげると、「面白い!」と反響も大きいのが 江戸川乱歩作品です。
今回は、以前にGOOD DAY水曜日の「もの語り」のコーナーでも取りあげたことがあり、
乱歩ファンの中でも 特に人気の高い物語です。

この作品は、博文館から発行されていた「新青年」1929年(昭和4年)6月に発表され、
「江戸川乱歩全集 第三巻」平凡社刊(1932(昭和7)年1月)に収蔵、
現在では、「江戸川乱歩全集 第5巻 押絵と旅する男」光文社文庫、光文社
(2005(平成17)年1月20日初版1刷発行)で読むことが出来ます。51yxs9pctdl_sl500_

あなたは、明治時代、浅草公園に 通称「十二階」と呼ばれた『凌雲閣』なる
眺望用の高層建築物があったこと、ご存知ですか?

Ryoun2

Ryounkaku1890年竣工、高さ52mの12階建の凌雲閣は、当時、日本で最も高い建築物、
一躍 東京名所となりましたが、
1923年の関東大震災で半壊し、解体されてしまったため、今は往時の面影を偲ぶことは出来ません。

この物語は、富山で蜃気楼を観た帰りの汽車の中で、大きな絵の額を持った老紳士に出会うところから
始まります。
浅草十二階の最上階の展望台から下を双眼鏡で眺めて、絶世の美女を見つけてしまった男のはなし。
その娘に逢いたさ一心で、そこに通い詰めた男は・・・

摩訶不思議な怪しい展開が、なんとも乱歩らしいのですが、
どこか慈愛と哀愁に満ちていて、読後感が じんんわり せつないのです。

話の中で、昔あった「のぞきからくり」についても触れられています。

新潟市 巻郷土資料館に保存されている本物のぞきからくりが、
埼玉県立 歴史と民族の博物館ロビーで公開された時の模様が 
帝大生ゆめじの大道芸日記

の中で掲載されていました。

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興味のあるかた、本家の記事を覗いてみてくださいね♪

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