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2019年1月 8日 (火)

1月13日放送 第八十九回は 伊藤左千夫 作『野菊の墓』後編

4 (富士川十兵衛さん撮影)
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

ご案内役の 小川もこ です。

毎週、日曜日の17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー
サンセットタイムにお届けする この番組は、
私、小川もこ が 名作をセレクトし 朗読させていただきます。

2019年の幕開けに 朗読するのは、伊藤左千夫が書きました「野菊の墓」後編です。
長い小説なので、6日と13日に、二回に分けて放送しています。9784101048017
前回のあらすじは・・・

「千葉県の矢切村の旧家に住む斎藤政夫は、小学校を卒業したばかりの数え年15才。
病気で伏せっている母の世話や家の仕事を手伝うために、従姉妹の民子が政夫の家に住んでいた。
二人は大の仲良し。
それを見咎めた母から、もう子どもではないのだから、近づきすぎるなと釘をさされる。
そのことがかえって、二人の淡い恋心に火をともす。

そんなある秋の日、母からの申しつけで、離れたところにある山の畑へ棉を摘みに行く。
その道中、野菊を見つけた政夫は、民子に「野菊が大好きだ。民さんは野菊のような人だ」と言う。
対して民子は、りんどうの花を抱いて、
「急に りんどうが好きになった。政夫さんは、りんどうのような人だ」と返す。

帰宅が遅くなった二人を待ち受けていたのは、家の者たちの、二人の関係を誤解したような視線と、政夫を 予定よりも早く東京の中学校へ行かせるという母の冷酷な言葉だった・・・」

さぁ、後編は、涙なしには 聴けないかも。
朗読しながら、こみ上げてくるものをとめられませんでした...



左千夫の出身地、千葉県山武市に出来た伊藤左千夫記念公園には政夫と民子の銅像が、
建立されています。22590000109

また、1965年5月、「野菊の墓 文学碑」が、小説の舞台となった 千葉県松戸市矢切にあります。
碑には、左千夫の門人である土屋文明の筆によって、小説「野菊の墓」の一節が刻まれています。

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日曜日の午後。17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー。

東京や関東近郊の皆様は78.6MHz、甲府は83.0MHzにチューニングして、
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御感想をいただきました。

なまけたろうさん:
野菊の墓、前編後編聞かせてもらいました。
後編、涙が込み上げて仕方がなかったです。
民さんの立場だったら?正男さんの立場だったら?正男さんのお母様の立場だったら?
と思いながら聞いてました。
そしてどの立場においても、気持ちに素直に心に素直に生きたいと改めて感じました。
明日、大事な大事な人がここにいるかわからないのですから。