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2019年1月

2019年1月29日 (火)

2月3日放送 第九十二回は 江戸川乱歩 作『モノグラム』

201811082(タケゴンさん撮影)
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

ご案内役の 小川もこ です。

毎週、日曜日の17:30~18:00 FM FUJIにてオンエアー
サンセットタイムにお届けする この番組は、
私、小川もこ が 名作をセレクトし 朗読させていただきます。

今回 朗読するのは、江戸川乱歩が書きました『モノグラム』です。Photo_rampo01
江戸川乱歩は、1894年、明治27年三重県生まれ。
早稲田大学を卒業後、雑誌編集、新聞記者などを経て、1923年「二銭銅貨」で作家デビュー。
以後、「D坂の殺人事件」などの探偵小説を 次々と発表。怪奇小説、幻想小説にも優れた作品が多くあります。
代表的なシリーズに、「怪人二十面相」「少年探偵団」など。
日本の小説界に多大なる業績を残し、1965年昭和40年に70才でに亡くなりました。

 

今日、朗読する短編、「モノグラム」は、 1926(大正15)年6月に、
春陽堂から発行された「新小説」に掲載された作品です。

工場の老守衛、栗原 一造(くりはら いちぞう)が、問わず語りに語って聴かせてくれる
ちょっと不思議な経験談。ノロケ話なのか、否か...。


ちなみに、タイトルの「モノグラム」とは、2つの文字を組み合わせたもの。
ルイ・ヴィトンのLとVの文字の組み合わせが、有名というか、すぐに思い浮かびますね♪

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さて、お話の中では、どんなアルファベット文字の組み合わせが、
どんな意味を持って登場するのでしょう?

また、二つ折りの懐中鏡というものも登場しますが、
 ↓こんな感じでしょうか?

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さらに。この番組ブログの扉のサンセット写真は いつも夕陽・夕焼け・夕景を掲載しています。
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スマホやパソコンで聴けるアプリradiko.jpプレミアムでは、タイムフリー機能で、聴き逃しても 1週間以内なら いつでも聴くことが出来ます。
________________
御感想をいただきました。
ありがとうございます。

いるまだむさん:
知らぬが仏、ですよね。
最近私の身近でも大変な勘違いの大恋愛をした人がいまして、
まさにこのドラマの結末のように証拠が揃って「ちゃんちゃん」と言う効果音をつけたい終わりを迎えた人がいましたが、知らなければ…世紀の大恋愛を味わえることってあるのかもしれませんね。
面白かったです。

2019年1月22日 (火)

1月27日放送 第九十一回は 佐江衆一 作『水明り』

5 (富士川十兵衛さん撮影)
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

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今回 朗読するのは、佐江衆一さんが書きました『水明り』です。Unknown_2 佐江衆一さんは、1934年1月生まれ、東京台東区 蔵前のご出身。
85才となられた今も、現役で小説を書き続けていらっしゃいます。
1960年、第7回新潮同人雑誌賞を受賞。以降、5回にわたって芥川賞の候補になり、
1995年、老親介護を描いた「黄落(おうらく)」第5回ドゥマゴ文学賞受賞
この作品は、はテレビドラマ化、舞台化もされました。

1996年、時代小説短編集「江戸職人綺譚」第4回中山義秀文学賞受賞しています。
これは、
錠前師、人形師、大工、化粧師、桶師、女刺青師、など九つの職人の姿を描いていますが、
その職業についての微に入り細を穿ったような描写、そこに様々な人間模様を織り込んでいて、
江戸時代の職人達の生き様が 一編一編、心に迫ってくる傑作短編集です。

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今回の作品「水あかり」は、この「江戸職人綺譚」におさめされている短編です。
風呂桶などをつくる桶師の朝吉と、
彼を客として迎えた 身をひさぐ商売のおりん。
男女の一夜の物語。

江戸の時代、自分の家の据え風呂、それも小判型の檜の風呂に入るというのは、
朝吉と おりん、幸せ薄い二人の夢でもあったんですね...

Img_5673

あるとき、語りの舞台でこの作品を聴いて、私も語ってみたい…と心に決め、
私、小川もこが 初めて語り公演で取り組んだ物語でもあるんですね。

男と女の...大人な世界、どうぞ聴いてみてください。

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御感想を多く頂戴いたしました。ありがとうございます。


Kさん、女性:
東京墨田区在住です。

今日、箱根からの帰り道に何気なく、FM FUJIにラジオのチャンネルを合わせてみたらSUNSET THEATERが丁度ON AIRされていました。

もこさんの語りに耳を傾けて今日の「水明かり」を拝聴させていただきました。

朗読の初めに「千住宿のはずれ〜」とあって、荒川か隅田川かと頭に風景が出て来る感じがしました。
また佐江衆一さんが台東区 蔵前の生まれだそうで、これもまた近い場所で親近感が湧いて来ました。
なかなか日本文学には馴染みのない生活ですが
今日のラジオを聴いて、朗読で日本文学を知るのも楽しいんだなぁ、と思いました。
_________

神奈川県 カドヨシさん:
いつもradikoで聴いていますが、メールは久しぶりです。
二週にわたっての「野菊の墓」。こういう続きものもいいですね。
次週どうなるのかも待ち遠しかったです。
今回の「水明かり」、とても衝撃を受けたので、感想を書きたくなりました。
ラジオでこんなに官能的なお話を放送していいのか、ちょっとドキドキしました。
映像がない分、想像が広がりますね。
いつもながら、もこさんの人物になりきる語り方、すごいなぁと思います。
おりんさんの最後の一夜、ちょっと羨ましいなぁと思っちゃいました。
実際に檜のお風呂に入ることは出来なかったけれど、それ以上の幸せを感じることができたんだろうなぁって。
せつないお話ではあるけれど、おりんの最後は、幸せな気持ちでおとっつぁんの元へ逝ったんだろうなぁと思いました。
本当は死ぬなんていけないことだけど、ま。小説なので・・・
また、色っぽいお話、期待していまーす。
__________

チャッピーさん:
いつも楽しく拝聴しています。
佐江衆一さんの「水明り」 もこさんが色っぽかった〜
そして、物語の中で使われている言葉ひとつひとつが美しく、
あらためて日本語ってなんて美しい言語なんだろうって気づかせてくれました。
幸 薄い二人の せつなく哀しい恋。
でも、この上なく甘く素敵な時間だったんだなぁと心が震えました。
これからもこの番組で、佐江さんのお話を語ってくれたら嬉しいです。
もちろん、自分でも本を読んでみようと思います。
___________

江戸川のオルカさん:
水明かり、拝聴いたしました。
とてもせつない、一夜の逢瀬。
あさきちが、人生を桶に喩えて、「一度ゆるんだタガは、締めたつもりでも、結局ばらばらになってしまう」と言っています。
そして、朝には、呼子の響きが外から聞こえてくる。
あさきちもまた、人生の最後には夢を見ることが出来たんですね。
ステキな話をありがとうございました。
___________

RN.25時のシンデレラさん:

これこれこれこれ!この物語をもう一度聞きたかったのです✨
以前もこさんの語り公演でこの物語を聞いたときの衝撃。

 あのときの切ないまでの感動がよみがえってきました。

 人生の最期に夢うつつのような 
ひとときの幸せがこの「おりん」の これまで背負ってきた苦しい人生に
「手向け」のように訪れたことに 悲しい中に温もりを感じました。

おりんと浅吉が情事の余韻のなかで幸せの夢を見る
胸を締め付けるような切なさに涙を堪えられません

浅吉の心の中の辛い何かが おりんの悲しみに共鳴しているようで…

きっと空には儚く淡い月が浮かび 水明りだけがふたりの一夜をそっと
見守っている…

そんな情景が浮かぶような素敵な語りでした。
あぁ…切ない。

いつかこれを 私も語りたいです。

_________________

いるまだむさん:
いいお話ですねえ。もこさんが語ってみたいと思ったの分かりました。
学生さんの、500文あれば生きろ!といった気持ちもわかるんですけど、チッチッチッチ若いなあ、君も大人になればわかるよ、と思いました。
我々も授業でアンデルセンの「人魚姫」の授業を受けた時いったものですよ。
「声が出せなくなったのなら、紙に書いたらいいやん。」青かったなあと思います。
おりんは300文なんていらなかったんですねえ。この世のお別れにただ思い出が欲しかった。二人のごっこ遊びも素敵。語る方によって全然違うんでしょうね。

とともに、これ、お笑い芸人さんがやったとしたら、痛いバカップルとなってしまうのかな?と、
スピードワゴンさんが演じる様子など想像してみました。

短編集の醍醐味を味わえました。
読んだことない作品だったのでとても嬉しかったです。ありがとうございました。




 

2019年1月15日 (火)

1月20日放送 第九十回 グリム「ブレーメンの音楽隊」「ラプンツェル」

2 (ぽんこ2さん撮影)
『 パナホーム山梨 presents SUNSET THEATER 』

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今回 朗読するのは、グリム兄弟が編纂しましたグリム童話から2編
「ブレーメンの音楽隊」「ラプンツェル」
です。

ひとつめの「ブレーメンの音楽隊」は、19世紀の初頭にグリム童話のひとつとして
グリム兄弟が世に出した物語です。
ブレーメンは、ドイツの実在の大きな都市の名前で、この物語の主人公の動物たちが、
この町へ行って一旗揚げようと思うには相応しい場所なんでしょうね。
Img_2 ブレーメンの市庁舎は世界遺産となっている華やかな建物で、
かつて、豊かな繁栄を誇っていたことが偲ばれます。
その市庁舎の横に、ひっそりと建っているのが、この「ブレーメンの音楽隊」像。可愛い♪
ロバ、犬、猫、おんどり。この4匹でブレーメンを目指すなか、どんなことが起こるのでしょうか。
ひとりひとりは弱い存在でも仲間になって助け合えば、寂しくないだけでなく
大きな力を発揮できる、そして幸せを勝ち取れるという、とてもポジティブなメッセージが
こめられているお話です。

つづくお話「ラプンツェル」は、髪長姫とも訳され、2010年のディズニーアニメ映画
『塔の上のラプンツェル』の原作にもなっています。
ラプンツェルは「ちしゃ(=レタス)」と訳されることもある野菜の名前です。43739564_o2 別名、コーンサラダ。やわらかい食感で、ナッツのような風味が楽しい葉野菜です。
欧米では、若葉を生でサラダに利用しています。
妊婦が食べるのによいとされる植物で、ラプンツェルのお母さんが、妊娠中にどうしても食べたくなることが、この話の発端となります。

さらに。
ディズニーでは決して描かれることはありませんが、グリム兄弟が出した初版では、
この物語には、性的な描写があります。
主人公のラプンツェルが 夜ごと 王子を塔の中に招き入れて逢瀬を重ね、結果として妊娠。
それが露呈してしまったため放逐されたという流れなんですね。
けれども、子どもに読み聞かせるのに相応しくないということで、
版を重ねるごとに改訂されていきました。
「本当は怖いグリム童話」などと言われるのは、残酷な表現や性的な表現に対して、
こうした書き換えが、グリム兄弟が生きていた時からおこなわれたことにもよるのでしょう。

本来は、「大人の童話」なのね。と思って聞くと、違った感慨を覚えるかもしれませんね。

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御感想をいただきました。
ありがとうございます。

ぺぽーんさん:
ブレーメンの音楽隊の感想ですが、
昔から歳をとったら悠々自適に隠居生活なんてのは、
存在してなかったんだな~って改めて思いました。 
あと、動物たちがドウボウを追い払った後料理を食べたり・その家に居座ったりで、
この話はいい話なんでしょうか? 
年寄りのせつなさはもちろんですが図々しいさも結構ありますね! 
生きるって大変。

 

2019年1月 8日 (火)

1月13日放送 第八十九回は 伊藤左千夫 作『野菊の墓』後編

4 (富士川十兵衛さん撮影)
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2019年の幕開けに 朗読するのは、伊藤左千夫が書きました「野菊の墓」後編です。
長い小説なので、6日と13日に、二回に分けて放送しています。9784101048017
前回のあらすじは・・・

「千葉県の矢切村の旧家に住む斎藤政夫は、小学校を卒業したばかりの数え年15才。
病気で伏せっている母の世話や家の仕事を手伝うために、従姉妹の民子が政夫の家に住んでいた。
二人は大の仲良し。
それを見咎めた母から、もう子どもではないのだから、近づきすぎるなと釘をさされる。
そのことがかえって、二人の淡い恋心に火をともす。

そんなある秋の日、母からの申しつけで、離れたところにある山の畑へ棉を摘みに行く。
その道中、野菊を見つけた政夫は、民子に「野菊が大好きだ。民さんは野菊のような人だ」と言う。
対して民子は、りんどうの花を抱いて、
「急に りんどうが好きになった。政夫さんは、りんどうのような人だ」と返す。

帰宅が遅くなった二人を待ち受けていたのは、家の者たちの、二人の関係を誤解したような視線と、政夫を 予定よりも早く東京の中学校へ行かせるという母の冷酷な言葉だった・・・」

さぁ、後編は、涙なしには 聴けないかも。
朗読しながら、こみ上げてくるものをとめられませんでした...



左千夫の出身地、千葉県山武市に出来た伊藤左千夫記念公園には政夫と民子の銅像が、
建立されています。22590000109

また、1965年5月、「野菊の墓 文学碑」が、小説の舞台となった 千葉県松戸市矢切にあります。
碑には、左千夫の門人である土屋文明の筆によって、小説「野菊の墓」の一節が刻まれています。

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御感想をいただきました。

なまけたろうさん:
野菊の墓、前編後編聞かせてもらいました。
後編、涙が込み上げて仕方がなかったです。
民さんの立場だったら?正男さんの立場だったら?正男さんのお母様の立場だったら?
と思いながら聞いてました。
そしてどの立場においても、気持ちに素直に心に素直に生きたいと改めて感じました。
明日、大事な大事な人がここにいるかわからないのですから。

2019年1月 1日 (火)

1月6日放送 第八十八回は 伊藤左千夫 作『野菊の墓』前編

3 (富士川十兵衛さん撮影)
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2019年の幕開けに 朗読するのは、伊藤左千夫が書きました「野菊の墓」です。
長編なので、6日と13日に、二回に分けて放送いたします。

伊藤左千夫(1864年9月18日(元治元年8月18日) - 1913年(大正2年)7月30日)は、
上総国武射郡殿台村、現在の千葉県山武市の農家の出身です。
明治法律学校(現・明治大学)を中退後、牛乳の製造販売の傍ら、正岡子規に師事。子規の没後、
短歌雑誌『馬酔木』『アララギ』の中心となって、島木赤彦、斎藤茂吉、古泉千樫、中村憲吉、土屋文明などを育てました。

1905年(明治38年)に小説「野菊の墓」を『ホトトギス』に発表、夏目漱石に絶賛されました。その後の代表作に『隣の嫁』『春の潮』などがあります。
1913年(大正2年)に脳溢血のため死去。48才でした。

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「野菊の墓」は 伊藤左千夫の書いた、最初の小説です。

このお話は、数々 テレビドラマ化、映画化、宝塚で舞台化も されていますね。
1981年、松田聖子さん主演の映画「野菊の墓」を憶えているかたもいらっしゃるでしょうか。A072814

数え年15歳の少年・斎藤政夫と2歳年上の従姉・民子との淡い恋。
恋とも呼べないような、二人のほんとうに淡い恋。

まず今週は、野菊が大事な意味を持つ、物語の前半部分を聴いていただきましょう。


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【追記】
御感想をいただきました。ありがとうございますheart01

なまけたろう☆☆☆さんから:
もこさん、スタッフのみなさんこんばんわ~!
「野菊の墓」前編。
昔、松田聖子さん主演の映画を見たことがありましたが、改めてもこさんの語り聞きながら、
私にもかつてあった淡い初恋、片思いの恋を思い出してしまいました。
今は女性が10歳年が上でも、なんら問題もない時代。
奥ゆかしさをも感じました。
こんな純な恋をもう一度したいな。
そして、私を花にたとえてくれるならなんの花なんだろう?と(笑)
後編も楽しみにしています!


ポンコ2(ポンコツー)さんから:
冬休みはもこさんの放送をたっぷりと聴かせていただいて嬉しかったです。
さてさて野菊の墓。映画も観ているし、本も読んだけれどそれはもう35年以上前のこと、
とても楽しみにしています。
前編はピュアな二人のやりとりがキュンキュンしていいですね。大人のお話と思っていたら
ヤングな二人だったのでびっくりしました。
後半がどうなるのか楽しみにしています。

今日サンセット写真を撮り終えた、と思って振り返ったら猫爪月が出ていましたので送ります。